山形市立病院済生館

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済生館は6つのチームで
医療を進めております

チーム医療Team Medicine

緩和ケアチーム(PCT)

緩和ケアチームとは・・・

緩和ケアとは、生命を脅かす疾患に伴う問題に直面している患者さんとそのご家族にとって、身体や心のつらさ、苦痛を和らげて、出来るだけ快適な生活が送れるように支援する医療です。当院では、患者さんとそのご家族に対し、がんと診断された時点からの緩和ケアの推進を行っています。

痛みやその他の身体的、精神的、社会的、スピリチュアルな問題を各診療科の医師と連携を取りながら、苦痛を予防あるいは軽減することを目指しています。緩和ケアチーム(Palliative Care Team:PCT)は、その緩和ケアを提供するために、身体症状の緩和を担当する医師、心のつらさを和らげる医師、看護を担当する看護師(認定看護師)、薬剤師、管理栄養士などが、主治医、病棟看護師と協力して働く専門のチームです。
 

当院のチーム

当院では、平成17年より院内で緩和ケアチームを立ち上げ、活動を開始しています。
6職種計14人で活動を行っており、多くの診療科からの依頼に対応しています。
現在月平均30人の新規患者さんとご家族に介入しています。
また、地域がん診療連携拠点病院としての役割を果たしながら、院内外の緩和ケア啓発、教育活動にも積極的に取り組んでいます。
 

悩んでいる時…私たちがサポートします。お気軽にお声掛けください!

担当医師(和田敏弘 呼吸器内科医長/二瓶義博 外科主任医長)

 

緩和ケアチームのうち医師の役割は、おもに痛みや嘔気、呼吸困難などの身体的な苦痛に対する対応を担当します。がん以外の症状にも対応します。また例えば患者さんが抗がん剤治療中であれば、治療背景に合わせた症状の対処法を考えます。

しかし、身体症状は精神状態や社会的な問題とも密接に関連してくることが多いため、他の多職種メンバーとも連携をとりながら診療にあたることを心掛けています。

担当看護師(10階西病棟看護師長 折原淑枝/緩和ケア認定看護師 伊藤はるみ、色摩慶子)

  

緩和ケアチームの看護師は、緩和ケアチームの中で中心となり、専従医師をはじめ、チームの専門職の方々と協力し合い活動しています。

身体的・精神的に抱えているつらさや気がかりなことなど、直接患者さんやご家族からお気持ちを伺います。そして、患者さんとご家族の想いを尊重しながら、「その人らしさ」を大切にしたサポートを行っていきたいと思います。

また、病棟スタッフと緩和ケアチームとの橋渡しだけでなく、緩和ケアチーム内の連絡・調整役割も果たしています。

皆が同じ目標に向かい、患者さんとご家族にとって最善の状態が得られるようサポートさせていただきます。

化学療法担当看護師(がん化学療法認定看護師 山口しのぶ、二瓶祥子)

 

私たち化学療法室のスタッフは、患者さんが治療を安全に受ける事ができるように努めています、また、ご自宅に戻られてからも、安心して生活が送れ、治療が継続できるように関わらさせて戴いています。患者さんが困っている事や、生活に及ぼす影響を捉えながら状況に応じた生活方法の声掛けをしています。

例えば、口内炎や味覚が変って食べることが大変になった時は、痛みを軽減したり、口腔内の改善を促す方法や食べやすい食品等を紹介します。また、痺れや脱毛で困っている時なども生活上のアドバイスを行います。

またそれらを患者さんと一緒に考え解決できるよう、医師・看護師・薬剤師等と連携しサポートできる体制を整えています。不安なことがあれば、いつでもどんな小さなことでもお伝えください。「いつでも相談できる」「頼りになる」という安心感を提供できるようにスタッフでサポートしていきます。

管理栄養士(畠山浩美)

入院中に適切な栄養管理が行われるように問診を行い、体重の変化、食欲・吐き気・下痢の有無、食物アレルギーの有無などについて伺い、計画しています。気になる症状や食事に関することなど何かありましたら申し出てください。

入院中は、食事内容や摂取量などを確認し、適切な栄養摂取ができるようサポートさせていただきます。食事や栄養についてご要望がありましたらご相談ください。

入院中や外来でも栄養相談を行っています。退院後の食事について不安や疑問などがありましたらお気軽にご相談ください。

薬剤師(荒井浩一 薬局長、有川真理 薬剤師)

 

当院では、各病棟にそれぞれ専任の薬剤師が配置され、病棟の医師、看護師など多職種と連携をとりながら、患者さん一人一人に合わせた薬物治療の提案、効果の確認、副作用のモニタリング、薬の説明などを行っています。

緩和ケアチームの薬剤師は、これら病棟の薬剤師と連携をとりながら、緩和ケア領域における薬物治療の調整を行っています。具体的には個々の患者さんに合わせた鎮痛薬や抗不安薬の提案・投与量の調節、そして副作用が生じた場合の対応等を薬学的な面からサポートしています。医療用麻薬などに対する患者さんの不安を取り除き、苦痛を取り除くためのお薬の説明も行います。薬について気になること、心配なことがあれば、いつでも相談してください。

相談員(飯野佐知子 がん相談支援センター相談員、相田順子 がん相談支援センター看護師長)

 

がんに関する様々な相談をお受けしています。

病気に関することや経済的な問題だけでなく、不安な気持ちや心の辛さなど、何から話をしていいか分からない、誰に相談すればいいのか分からない…という気持ちを相談員がじっくり伺います。
情報や問題・気持ちの整理のお手伝いをしながら、一緒に考えてまいります。

相談の内容により多職種や他部門と連携しサポートします。 予約は必要ありませんし、料金もかかりません。
是非お気軽にご相談ください。

◆がん相談件数◆

分類 28年度 27年度
がんの治療 36 64
医療費・生活費 42 7
不安な気持ち 7 11
受診方法・入院 2 13
在宅医療・介護サービス 51 9
セカンドオピニオン 23 0
がんの検査 2 4
転院等その他 141 127
304 358

事務(管理課総務企画係)

緩和ケアチーム活動における準備や事務手続き、研究会および症例検討会等の運営など、チームスタッフがよりスムーズに活動し、患者さんへの支援が滞りなくできるよう様々な形でサポートしています。

 

相談したいこと、悩みを抱えていらっしゃる方は
是非相談してみてください。
まずは、外来や病棟の看護師に声をかけてください。

 

緩和ケア研修会

厚生労働省「がん対策推進基本計画」(平成24年6月閣議決定)では、がん診療に従事するすべての医師が緩和ケアに関する基本的な知識、技術を身につけることを重点目標としており、さらに「がん診療連携拠点病院の整備について」(平成26年1月10日付け健発0110第7号健康局長通知)では、がん診療連携拠点病院の指定要件として、「緩和ケア研修会標準プログラム」に準拠した「緩和ケア研修会」を定期的に実施することが明示されています。

当院では例年7月に実施しており、平成28年は6月25、26日の両日に、26名の医師と9名の看護師等の参加を得て、充実した意義のある研修会を開催しました。

以下、当日のプログラムを紹介します。

日時 内容 講師(敬称略)
6月25日 緩和ケア概論 和田 敏弘(山形市立病院済生館 呼吸器内科)
守本 和弘(山形市立病院済生館 外科)
がん性疼痛の評価と治療 奥山 慎一郎(山形県立河北病院 緩和ケア科)
がん性疼痛についてのワークショップ 全講師
地域連携 神谷 浩平(山形県立中央病院 緩和医療科)
苦痛のスクリーニング 菅原 浩(日本海総合病院 外科)
6月26日 身体症状に対する緩和ケア
(呼吸器・消化器症状)
和田 敏弘(山形市立病院済生館 呼吸器内科)
菅原 浩(日本海総合病院 外科)
倦怠感・食欲不振等 栗原 二葉(山形県立河北病院 緩和ケア科)
精神腫瘍学概論 岸 真知子(山形県立中央病院 心療内科・精神科)
コミュニケーション技術に関する講義・ワークショップ
《ガン緩和医療におけるコミュニケーション技術・ロールプレイング》
全講師

上記とは別に院内だけでなく院外の方も参加できる研修会を開催しました。

『家族・遺族ケアにおける問題点とその対応』
平成28年11月4日(金)午後6時半~ 山形市立病院済生館4階大会議室
講師:大西 秀樹(埼玉医科大学国際医療センター 精神腫瘍科教授)
 

学会発表・症例検討会等