山形市立病院済生館

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リハビリテーション室


リハビリテーション専門医とリハビリテーションスタッフ

 

当院は村山地域の救急医療の中核を担っており、リハビリテーション室においても急性期からの質の高いリハビリテーションを提供すべく365日体制で入院後早期からの介入を行っています。

 

8階リハビリテーション室業務開始について

平成29年9月1日より8階リハビリテーション室(8階理学療法室・8階作業療法室・8階言語聴覚室)が新設されます。

8階リハビリテーション室は、主に脳卒中センター入院中の症例を対象とします。これまで行ってきた早期からの機能回復訓練に加え、脳科学の進歩に基づいた最新のロボット機器や磁気刺激装置を用いたリハビリテーションを提供します。

脳卒中センターによる集学的治療に加え、リハビリテーション科専門医の指導のもと集中的且つ専門的な機能回復をめざしたリハビリテーションを展開します。

 

脳卒中急性期からのニューロ・リハビリテーションとロボットリハビリテーション

近年脳卒中のリハビリテーションにおいてはニューロ・サイエンス(神経科学)を応用したニューロ・リハビリテーションが急速に広まりつつあります。県内唯一の脳卒中センターを有する当院では、より効果的に訓練を行うためリハビリテーション専門医の指導のもと超急性期からニューロ・リハビリテーションを積極的に実践しています。

ニューロ・リハビリテーションでは麻痺した上下肢に対してロボットやニューロモジュレーション(電気刺激装置など)を使用します。

理学療法では治療用ロボット長下肢装具バイオニックレッグ (Alter G社:アメリカ製) や免荷式トレッドミル装置、機能的電気刺激(NESS L300)を使用し、発症早期からの立位・歩行能力向上にむけた練習を行っています。

作業療法では早期から随意運動介助型電気刺激装置(IVES)などを使用し、早期からの上肢機能回復を目指して積極的な治療をおこなっています。


電気刺激を用いた歩行練習
 

バイオニックレッグを使用した階段昇降練習
 

免荷式トレッドミル装置を使用した歩行練習
 

随意運動介助型電気刺激装置(IVES)を使用した上肢機能訓練
 

理学療法(Physical Therapy - PT)

当院は救急患者も多く、理学療法もその大部分は急性期の患者さんを対象にしています。特に脳卒中に対しては超急性期からの介入を行っており、脳神経外科・神経内科・リハビリテーション科の専門医による厳格なリスク管理のもと、病棟看護師と連携しながら安全に、かつ効果的にリハビリが行えるよう心がけています。また骨折などの整形外科疾患に対しても、術後早期から介入し、また退院後は外来リハも症例を選択して行っています。

さらに慢性閉塞性肺疾患に対する呼吸理学療法、特に最近増えている高齢者の誤嚥性肺炎についても積極的にリハビリを行っています。その他、心疾患・がん・廃用症候群など多岐にわたる疾患を対象にしており、それぞれ各主治医や看護師と連携しながら早期離床を実現すべく日々努力しています。

作業療法(Occupational Therapy - OT)

離床・廃用予防、機能・能力の改善に対するアプローチ、そして日常生活動作・生活関連動作能力向上を目的とした介入を超早期から脳卒中、整形外科疾患等に対し行っています。

脳卒中に対しては、適切な評価のもと上肢・体幹機能へのアプローチ、座位、立位練習を行い、生活の自立にむけた意欲を高めます。基本動作能力の改善に合わせ、日常生活動作(食事、整容、トイレ、着替え、入浴など)練習を行います。直接自宅に退院する場合は、退院後の生活が安全に長く自立できるよう生活動作方法の指導や、体力を維持するための運動指導を行います。

また、脳卒中後の自動車運転再開の検査として脳卒中ドライバーのスクリーニング評価 日本版(SDSA:Stroke Drivers’ Screening Assessment Japanese Version)を取り入れ、運転を希望する方の安全性を確認し、運転に対する助言や指導を行っています。


脳卒中ドライバーのスクリーニング評価 日本版

 

言語療法(Speech Therapy - ST)

高次脳機能障害(注意障害、記憶障害、遂行機能障害、行為障害、視空間認知障害など)、失語症、運動障害性構音障害、嚥下障害に対する評価・訓練を中心に行っています。介入初期はベッドサイドで検査を行い、高次脳機能障害や嚥下障害、言語障害の有無・程度を評価します。評価にあたっては各種スクリーニング検査に加え、高次脳機能検査(WAIS-Ⅲ、WMS-R、BIT、BADSなど)、言語機能検査(SLTAなど)、舌圧測定装置、嚥下機能検査などを使用しています。これらの評価内容に応じて、コミュニケーション障害の改善のためのリハビリテーションを提供しています。

特に脳卒中患者の嚥下障害については改訂MASAスケールを用い、発症早期からの詳細な評価を行い、病棟看護師と連携しながら安全に摂食嚥下訓練を進めています。また最近増加傾向にある高齢者の誤嚥性肺炎に対しても呼吸器内科・耳鼻科医師と連携しながら、嚥下内視鏡検査を含めた詳細な嚥下機能評価を行い、安全な栄養手段の確保を目標に介入しています。


舌圧測定器を使用した嚥下・構音機能評価
 

嚥下評価用ポータブル内視鏡
 

リハビリテーション室実績(過去3年の学会発表・投稿論文)