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当院は村山地域の救急医療の中核を担っており、リハビリテーション室においても急性期からの質の高いリハビリテーションを提供すべく365日体制で入院後早期からの介入を行っています。
近年、脳卒中のリハビリテーションにおいてはニューロ・サイエンス(神経科学)を応用したニューロ・リハビリテーションが急速に広まりつつあります。山形県内唯一の脳卒中センターを有する当院では、より効果的に訓練を行うため、リハビリテーション専門医の指導のもと急性期からニューロ・リハビリテーションを積極的に実践しています。
歩行リハビリテーション支援ロボット:Wel wak(ウェルウォーク)を用いた歩行練習
東北地方で初導入されたリハビリテーション機器です。長下肢装具型ロボットを装着し、麻痺した足の動きをサポートしながらトレッドミル上を歩行することで、代償運動や介助量が少なくなり、重度の麻痺がある方でも、安全に早期から多数歩の歩行練習が可能です。また、多彩なフィードバック機能が備わっており、歩行の運動学習を促進する効果が期待されています。
![]() 機能的電気刺激装置 (NES L300)を用いた歩行練習 麻痺した筋肉に対し、動作のリズムに合わせた 電気刺激を与えることで歩行や日常生活動作の 補助・反復練習を行うことが可能です。 |
![]() 上肢リハビリテーション支援ロボット:Reo Go-Jを用いた上肢機能練習 精緻な難易度調整が出来る上肢用ロボットを使用 し麻痺の程度に合わせ、適切な負荷量や運動範囲に 設定することで多彩な練習が可能です。 |
![]() 末梢神経磁気刺激装置Pathleader(パスリーダー) を用いた麻痺肢機能練習 磁気刺激を用いて、麻痺した筋肉の活動を誘発します。 電気激刺激よりも痛みが少なく、重度麻痺の場合も 早期から運動を意識した、反復練習が可能です。 |
![]() 随意運動介助型電気装置(IVES)を用いた麻痺肢機能練習 筋肉の活動を電気信号として読み取り、麻痺した手足の随意的な動きを補助しながら運動機能練習が可能です。 |
免荷式トレッドミル装置を使用した歩行練習 ハーネスで身体を吊り上げながら歩くことで、自力で歩く 事が出来ない時期から、本人の負担を軽減しながら安全に 多数歩の歩行練習が可能です。 |
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当院リハビリテーション室は、発症後早期・手術直後から廃用予防・機能や能力の回復・日常生活動作の自立を図るリハビリテーションを十分なリスク管理の下、365日体制で実施しています。 また、安全な早期リハビリテーションやスタッフ間での情報共有を目的としたリハビリテーション室カンファレンスや多職種カンファレンスを積極的に実施しています。脳卒中センターにおいては、医師の回診に同行し、全身状態や治療方針などについて情報の共有を図っています。
さらに慢性閉塞性肺疾患に対する呼吸理学療法、特に最近増えている高齢者の誤嚥性肺炎についても積極的にリハビリを行っています。その他、心疾患・がん・廃用症候群など多岐にわたる疾患を対象にしており、それぞれ各主治医や看護師と連携しながら早期離床を実現すべく日々努力しています。
リハビリテーション科医師:1名
・理学療法士 15名 ・作業療法士 7名 ・言語聴覚士 6名 ・医療補助者 4名
認定理学療法士(脳卒中):2名
3学会合同呼吸療法認定士:3名
理学療法士臨床実習指導者認定:6名
作業療法士臨床実習指導者認定:4名
作業療法士臨床実習指導施設認定
就職を希望される場合は、下記にお問い合わせください。
電話:023-634-7109(リハビリテーション室直通) 技師長 椿野(つばきの)