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山形市立病院済生館 山形市立病院済生館

〒990-8533 山形県山形市七日町一丁目3番26号
Tel.023-625-5555(代表)
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院内教育

院内教育~看護部の継続教育~

1.継続教育の意義

  • 医療の高度化・専門化に伴い、看護内容も複雑高度になり、看護職員により専門的な知識、技術が要求される。
  • 卒業直後の看護職員には、十分な看護実践能力など期待することができないため、資格取得後の実務研修が不可欠である。
  • 人口の高齢化に向かって、訪問看護等への期待が高まっている。
  • 疾病構造の変化に伴い、生活習慣病などの慢性疾患患者に対して、看護職員に保健指導や健康教育への対応が期待されている。
  • 国民の高学歴化や健康に対する関心が高まっている現在、看護職員の資質の向上が要求される。

 

2.教育理念

山形市立病院済生館および看護部の理念に基づき、患者およびその家族に質の高い看護サービスを提供できる看護職員を育成する。そのために、個々の学習ニーズと目標を尊重し、専門職業人として、成長発達を支援するための教育的環境を提供する。

3.教育目的

専門職業人として質の高い看護が主体的に実践できるように、それぞれの成長段階に応じた教育的支援を行う。(専門職・・免許を持った看護師として誇りと責任を持つ。)

4.教育目標

  • 個々の患者・家族に安全で安楽な、心のこもった信頼される、質の高い(安全・感染防止・感性・倫理・判断力・実践力)看護が提供できる。
  • 組織における自己の位置づけ(職位)と役割を自覚し、自律して遂行できる。
  • 常に自ら学ぶ態度を持ち、自己研鑚(学問などを深く究めること)ができる。

 

5.施設内教育

集合教育など(Off-JT)
現場から離れて行われる学習のことで、集合研修などがこれにあたります。主に、新しい知識・技術の獲得や概念の整理などを目的に行われています。学習する内容が実践にどのように活用できるかを学習者に理解してもらうことが重要となります。

職場内教育(OJT)
職場内教育とは、部署で行う教育・訓練の全てを指します。
集合教育や施設外教育で学習したことの応用力向上のために行われます。職場の管理者などにより、個々の看護職の成長やニーズ、さらには集合研修で学んできたことへの対応などを加味して計画・実施・評価させる教育です。

「継続教育の基準ver.2」活用のためのガイド 日本看護協会より

職場内教育の方法

  • 部署の主要疾患の病態生理・検査・処置・治療・看護について学びあい根拠のある看護が提供できます。⇒経験者が講師となり、新人・異動者に講義及びデモンストレーションを行っています。
  • 各部署でも学習会(講義・テスト・演習)、事例検討の実施を行っています。
  • 看護基準(は標準的な看護計画であり)の病態生理・治療・看護について、新人・異動者の理解が可能かどうかの確認しながら指導を行っています。また必要な看護基準の作成も積極的に行っています。
  • 看護技術の習得。基礎看護技術及び部署別看護技術の習得:未修得の基礎看護技術は、関連部署に出向き積極的に習得できるように支援しています。
    パス・看護基準・看護手順Ⅰ・Ⅱを基礎にして、その患者に合った個別的な看護の提供を目指しています。
  • 各集合教育の目的目標を確認しながら、職場内でどのように関われば達成できるのか計画を立てて実践しています。
  • 各リンクナースの年間の取り組みへの支援を行っています。
  • 育休復帰看護師、中途採用臨時看護師の支援:異動者育成基準に基づき育成を行い不安なく安全な業務ができるようにサポートしています。また育休復帰看護師対象の研修も実施しています。

 

ベッドサイド看護の充実

ベッドサイド看護とは部屋受け持ち制をとり、患者の傍で理性的関心を寄せながら情報収集や観察を行います。さらに心のこもった関心を持ちながら患者・家族と面接を持ち、思いを確認すると同時に看護師として必要な情報や思いを伝えていきます。そして技術的な関心を持って個別的な看護実践を行い、それを記録に残しながら問題解決に向うべく努力しています。

6.キャリア開発支援

(1)キャリア開発
個々の看護師が組織の目標を踏まえ,各個人の能力やライフサイクルに応じて,組織の支援を受けながら臨床実践能力の向上に主体的に取り組むことである。そのために,客観的に自分をアセスメントし,主体的に自分の目標を決め,職業を通して自己実現を目指すものである。
スタッフの成長を病院組織が支援することで,病院全体の目標達成ができ,スタッフも成長できるという,お互いにとっての発達・開発関係である。

(2)目標管理
目標管理とは,組織と個人を結びつけ,その果たすべき目標を共有して達成していく管理手法である。
「目標による管理」は人が目標によって管理されるのではなく,目標を持つことによって組織も個人もセルフマネジメント(自己統制または自己管理)していくものである。

(3)クリニカルラダーの評価
より適切に看護師の臨床実践能力をみていくために、4つの力については能力と考えること、期待したい行動を具体化した「臨床実践能力(技能)チェックリスト」を使用する。
臨床実践能力(技能)チェックリストは個人目標の指標としても活用する
・ニーズをとらえる力
 患者家族や状況(場)のニーズを自ら捉える能力(患者を捉え判断しその人に適した方法を選択する)
・ケアする力
 患者家族の特性を踏まえた看護を実践する能力(ケアの実施・評価、PDCAサイクル、看護過程展開
・協働する力
 看護の展開に必要な関係者を特性し情報交換ができる能力(情報データを他職種間で共有、方向性を検討・連携)
・意思決定する力
 患者家族や周囲の人々の意向を看護に活かすことができる能力(治療・最期等時の意思決定支援)

 

7.新採看護師の教育計画と指導体制について

1)教育計画について
・院内教育;部署内教育(OJT)と集合教育(off-JT)

<院内研修への参加について>
①看護部新採研修
②新採看護師臨床研修

研修要項

  • 医療安全管理の意義と実際を学ぶ。
  • 急性期および救命治療を必要とする患者の基本的看護技術を習得する。
  • 院内各部門で、どのような職種の職員がどのような業務を担当しているかを知り、チーム医療の意義と看護職員としての役割を学ぶ。

<院外研修参加について>
●看護協会、e―ラ-ニング研修 他

2)指導体制について
・教育担当者:副看護師長、実地指導者:プリセプター

①所属部署
技術指導は副看護師長、プリセプターが主になって行います
指導体制・・・プリセプターは副看護師長と共に指導計画を立て、プリセプターが中心となり、チーム全員で育成しています。

②他部署での研修
指導者・・・副看護師長・主査・主任看護師が担当します。(部門研修はその部門の指導者が担当する。)
指導体制・・・日々の指導者を決め、マンツーマン指導を原則とします。
*薬物療法の指導に関しては、研修先の病棟薬剤師の協力を得ます。

 

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