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一般的に血液型というと、ABO式血液型とRh式血液型が挙げられます。実際に輸血するときは、このABO式血液型とRh式血液型が非常に重要になります。しかし、血液型の種類は100以上もあるので、交差適合試験を行い合格した適合血を輸血することになります。
輸血は、血液成分の一部(赤血球、血小板、凝固因子など)が不足したために生じる症状を治すために、その不足している血液成分を補うのが目的です。
1.輸血療法に必要な検査:血液型検査、不規則性抗体検査、交差適合試験
2.輸血に必要な血液製剤の発注、入庫、保管、出庫管理
3.輸血した血液製剤の記録管理
4.輸血前後の感染症検査と記録
5.末梢血幹細胞移植のための末梢血幹細胞採取、保管
すべての血液細胞の源になる造血幹細胞を、血液成分分離装置を使用して採取し保管管理します。末梢血幹細胞移植は、造血器腫瘍や固形腫瘍などのうち化学療法に高い感受性を示す疾患に対し、造血幹細胞を移植する治療法です。
室 長(兼務) 木村 淳 血液内科長
認定輸血検査技師(兼務)
臨床検査技師(兼務)