がんに関する健康情報
当院ホームページに掲載されてある「健康一口アドバイス」から、がんに関連するものを集めました。どうぞご覧ください。
消化器科
消化器がんの化学療法について
消化器科医長 黒木 実智雄
近年内視鏡検査、各種画像診断の進歩により“消化器がん”は比較的早期の段階で診断されることが多くなってきました。早期の胃がん、大腸がんは開腹することなく,内視鏡で確実に切除できるものも多くなってきました。手術も進行の程度によっては腹腔鏡を用いてより負担を軽減する努力がなされています。手術が不可能であった場合や、術前あるいは術後に追加の治療として行われるのが化学療法です。
化学療法はいわゆる抗がん剤を用いた治療です。化学療法の多くは内服薬や、携帯式のポンプを用いて入院をせずに行えるようになってきています。がんの種類や進行の程度によって,化学療法の内容や治療効果は異なりますが,着実に進歩し手術に匹敵するものもみられるようになってきました。最近では化学療法も含めたがん治療の施設格差が問題となっています。当院も含め主な病院では,定期的に国立がんセンター中央病院など先進病院での研修を通じて,がん治療に力を注いでいます。
化学療法も内視鏡治療、手術とともに進歩してきていますが,やはり大切なのは早期診断です。最近では鼻から挿入する極細の胃カメラなど検査もなるべく楽に受けていただけるようになってきました。早期診断のためにはまず検査を受けていただくことが大切です。
2005年12月09日
皮膚科
皮膚がんについて
皮膚科長 角田 孝彦
アメリカではすべてのガンの中で『皮膚がん』が一番多いようです。 日本人は白人より皮膚のメラニン色素が多く、紫外線の影響を受けにくいため、皮膚がんはそれほど多くありません。私は25年ほど前に,ある大学病院で皮膚がんの15年間の集計をしたことがありますが、その15年間でも皮膚がんが増えていました。その後、オゾン層の減少などの影響もあるためか、30-40年前は少なかった皮膚がんが、このごろは確かに多くなったと感じています。
診断では、ここ数年“デルモスコピー”という10倍程度の拡大鏡が全国の皮膚科に普及し、皮膚がんの診断がかなり正確にできるようになりました。治療では、4年前に“皮膚悪性腫瘍取扱い規約”ができ全国どこの皮膚科でも標準的な治療ができるようになってきています。
皮膚がんは目に見えるので早期発見と治療ができ、一部のガンを除いてはそれほど怖くはありませんが、稀には皮膚がんが大きくなってしまい、 治療が後手に回り、時には残念な結果になることもあります。皮膚がんの診断と治療は進んできていますので、気になったときはまずお近くの皮膚科の先生に診てもらいましょう。
2006年3月16日





















