| 消化器内科長 菊地 義文 |
消化器内科は、食道から肛門までの消化管と、関連する肝臓・胆嚢・膵臓などを診療する科です。そのため、病気の種類やその検査と手術の方法は多岐に渡りますが、主な検査と手術処置内容について御案内いたします。
1.上部消化管の病気(食道、胃、十二指腸など)
早期がんに対しては、超音波内視鏡、CTなどにて適応を十分に検討して、内視鏡による切除(早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術・粘膜切除術)を行なっております。早期がんでも、粘膜下層へ深く浸潤している症例では、外科にて腹腔鏡下に胃切除術を行なっております。
進行胃癌(術後・手術が困難例)に対しては、国立がんセンターに準拠しながら、外科と共同で化学療法(抗がん剤の使用)や放射線療法を行なっております。済生館は日本臨床腫瘍学会研修認定施設になっております。
胃潰瘍、食道静脈瘤などからの出血に対して、エタノールの注入、高周波やレーザーによる焼灼、クリッピングなどによる内視鏡止血術を24時間体制で行なっております。97%前後の症例が内視鏡処置で止血可能です。
胃潰瘍、十二指腸潰瘍の原因として、また最近では胃癌の原因の一因とされる、ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌療法なども行っております。
2.下部消化管の病気(大腸、小腸)
早期がんに対しては、超音波内視鏡、CTなどにて適応を十分に検討して、内視鏡による切除(早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術)を行なっております。早期がんでも、粘膜下層へ深く浸潤している症例では、外科にて腹腔鏡下に結腸摘出術を行なっております。検診(便潜血)陽性や下血、便秘などの症状をお持ちの方には、全結腸内視鏡検査をさせて頂いております。前がん病変とされる腺腫は大きさにはよらず組織検査(生検)で細胞の異型が強いものの関しては、積極的に内視鏡で粘膜切除術を行なっております。
進行結腸癌(術後・手術が困難例)に対しては、国立がんセンターに準拠しながら、外科と共同で化学療法(抗がん剤の使用)(例えばFOLFOX療法)や放射線療法を行なっております。済生館は日本臨床腫瘍学会研修認定施設になっております。
潰瘍性大腸炎、クローン病などの炎症性腸疾患には薬物療法、EDのみならず、白血球除去療法なども行っております。
3.肝臓の病気
C型慢性肝炎の根治的な治療法として、インターフェロン療法があります。ただウイルスの種類によってインターフェロンによるウイルス消失率が異なります。日本に多いT型では50%台、U型では80〜90%であり、副作用もあり十分に御理解いただいたうえで施行させていただいております。
C型、B型のウイルスを有しておられる方は、肝細胞癌(肝癌)の発生が高いため、3〜4ヶ月ごとにエコーやCT検査を行い、早期発見と早期治療につとめております。ウイルスによる慢性肝炎、肝硬変の患者様では、肝臓の予備能の合わせ、肝切除、ラジオ波による焼灼術、放射線治療(定位照射)、アルコール注入療法、肝動脈塞栓療法などから選択して治療しております。なお放射線による定位照射は山形県では済生館のみです。
転移性肝癌も同様の治療を行なっています(アルコール注入療法は行ないません)。
4.胆嚢と膵臓の病気
40歳以降の女性は10%以上に胆石を有しており、生活習慣病の結果として今後更に増加すると考えられております。胆石があり症状(腹痛)のある方、胆嚢炎を合併された方、胆のう癌が疑われる方はMRIによる胆管造影の結果、外科にて腹腔鏡下胆嚢摘出術を行なっています。エコー、CT、MRIにて総胆管に結石を有するときは、内視鏡的に乳頭切開し載石しています。
黄疸と伴う、胆管癌や膵臓癌では、内視鏡的にまたは経皮経肝胆管ドレナージやステント留置術を行い、胆管、膵管内超音波検査などを行い、切除可能な方は外科に紹介しております。
急性膵炎の急性期の治療はもととより、疼痛や膵液の流出障害のある慢性膵炎例では結石のESWLによる砕石も行なっております。
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| 医師 |
氏名 |
所属学会 |
履歴 |
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平川 秀紀 |
日本内科学会(認定医) 日本消化器病学会(指導医・専門医) 日本消化器内視鏡学会(専門医) 日本膵臓学会 日本胆道学会 日本救急医学会 |
S51年 東北大学卒 S60年 東北大学医学博士 |
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菊地 義文 |
日本内科学会 日本消化器病学会 日本消化器内視鏡学会 日本膵臓学会 |
S60年 東北大学卒 H8年 東北大学医学博士 |
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黒木 実智雄 |
日本内科学会(総合内科専門医) 日本消化器病学会(指導医・専門医・東北支部評議員) 日本消化器内視鏡学会(指導医・専門医・東北支部評議員) 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 日本膵臓学会 日本糖尿病学会 日本臨床腫瘍学会(暫定指導医) |
H5年 東北大学卒 H12年 東北大学大学院修了(医学博士) |
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野村 栄樹 |
日本内科学会(認定医) 日本消化器内視鏡学会(専門医) 日本消化器病学会(専門医) 日本大腸肛門病学会 日本消化器がん検診学会 |
H9年 秋田大学卒 H17年 東北大学大学院修了(医学博士)
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三浦 敦司 |
日本内科学会 日本消化器病学会 日本消化器内視鏡学会 |
H10年 近畿大学卒 H18年 東北大学大学院修了(医学博士) |
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小野寺 基之 |
日本内科学会(認定医) 日本消化器病学会 日本消化器内視鏡学会
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H20年 山形大学卒 |
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【勤務担当日】
| 区分 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
| 新患 |
黒木 |
菊地 |
野村 |
三浦 |
当番制 |
| 再来 |
三浦 |
平川、野村 |
平川、菊地 |
黒木 |
黒木 |
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【講演会及び症例検討会】
| 題 名 |
第26回 済生館がん治療症例検討会(消化器内科、緩和ケア、内科) |
| 内 容 |
がん診療に携わる医師,看護師,技師,薬剤師等全職種参加の症例検討会となります。紹介患者中心の症例検討を行い,地域のがん診療連携推進,質の向上を目指します。県医師会から生涯教育に認定されています。 症例検討会に先立ち、がん治療について各専門医の意見を出し合いながら、包括的に治療方針を検討していく「済生館キャンサーボード」(18:15〜)を同会場にて開催しております。 今回の担当診療科は「産婦人科」「呼吸器内科」です。 ご関心のある先生は、こちらの方も是非ご参加くださるようご案内申し上げます。
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| 日 時 |
平成24年6月13日(水) 午後6時45分から |
| 場 所 |
当院4階 大会議室 |
| その他 |
こちらのご案内は医師向けとなります。なお,日程等は諸事情により変更となる場合があります。 |
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| 題 名 |
第146回 済生館内科系症例検討会(神経内科、消化器内科、小児科、糖尿病・内分泌内科) |
| 内 容 |
紹介患者中心の症例検討(4症例/回)。 なお,検討したい症例がありましたら第一診療部長までご一報ください。できるだけ取り上げたいと思います。また,県医師会から生涯教育に認定されています。
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| 日 時 |
平成24年10月10日(水) 午後6時30分から |
| 場 所 |
当院4階中会議室 |
| その他 |
こちらのご案内は医師向けとなります。なお,日程等は諸事情により変更となる場合があります。 |
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| 題 名 |
第28回 済生館がん治療症例検討会(内科、産婦人科、消化器内科) |
| 内 容 |
がん診療に携わる医師,看護師,技師,薬剤師等全職種参加の症例検討会となります。紹介患者中心の症例検討を行い,地域のがん診療連携推進,質の向上を目指します。県医師会から生涯教育に認定されています。 症例検討会に先立ち、がん治療について各専門医の意見を出し合いながら、包括的に治療方針を検討していく「済生館キャンサーボード」(18:15〜)を同会場にて開催しております。 今回の担当診療科は「泌尿器科」「外科」です。 ご関心のある先生は、こちらの方も是非ご参加くださるようご案内申し上げます。 |
| 日 時 |
平成24年11月14日(水) 午後6時45分から |
| 場 所 |
当院4階 大会議室 |
| その他 |
こちらのご案内は医師向けとなります。なお,日程等は諸事情により変更となる場合があります。 |
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| 題 名 |
第29回 済生館がん治療症例検討会(放射線科、緩和ケア、外科) |
| 内 容 |
がん診療に携わる医師,看護師,技師,薬剤師等全職種参加の症例検討会となります。紹介患者中心の症例検討を行い,地域のがん診療連携推進,質の向上を目指します。県医師会から生涯教育に認定されています。 症例検討会に先立ち、がん治療について各専門医の意見を出し合いながら、包括的に治療方針を検討していく「済生館キャンサーボード」(18:15〜)を同会場にて開催しております。 今回の担当診療科は「内科」「呼吸器内科」です。 ご関心のある先生は、こちらの方も是非ご参加くださるようご案内申し上げます。 |
| 日 時 |
平成25年2月13日(水) 午後6時45分から |
| 場 所 |
当院4階 大会議室 |
| その他 |
こちらのご案内は医師向けとなります。なお,日程等は諸事情により変更となる場合があります。 |
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