山形市立病院済生館

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市民健康講座案内

平成15年度第4回 “婦人科特有の病気と母乳育児について”

内 容: 医師による市民健康講座、今回は、“婦人科特有の病気と母乳育児”についてのお話です。
日 時: 平成15年12月9日(火) 午後1時30分~3時30分
会 場: 霞城公民館 2階 研修室1AB
講 師: 済生館 産婦人科長 佐藤 文彦
レポート:  女性の方は,小学校の中学年過ぎから女性らしい体つきになり,その後に生理が始まります。18才頃までには大体の人に一定の生理周期ができます。この時期が思春期で,腹痛や出血などで心配される事もあります。この後は妊娠しやすい時期で,妊娠・出産・育児は大変なことです。しかし,大体の人は45才頃になると徐々に卵巣から出る女性ホルモンが低下し,50才頃に生理が止まり,閉経になります。この閉経前後の時期が更年期です。
 女性ホルモンの低下に加えて,家庭や社会で精神的にストレスがかかりやすい時期で,体も若い頃に比べれば下降線です。このため更年期障害といわれる様々な症状が出てきます。のぼせ・発汗が一番多く,頭痛,めまい,疲労感,気持ちが沈む,いらいらする,胃もたれ,肩こり等が出やすい症状です。これらは更年期障害とは限らず,他の病気のこともあります。他の科で,「うちの病気でない」と言われたら婦人科を訪ねてみてください。
 平均寿命が延びた現在,閉経の後に,子育てが落ち着いた自由な時間が得られます。この良い時期の入り口でつまずいてはいられません。女性は人生で何度か大きな体の変化がおこり,心配なことも出ます。是非,かかりつけ産婦人科をつくって気楽になんでもご相談ください。

 妊娠したお母さんに聞くとほとんどの方が母乳で育てたいと答えます。しかし、山形県では実際に母乳だけで育てている人の割合は30%程度というのが現状です。優秀なミルク(人工乳)の開発や、戦後の安全を重視したお産や育児という方策のためと思われます。山形県は全国的に見て母乳率が高いとはいえません。これは高い共稼ぎ率や母乳育児への環境のためかもしれません。母乳を与えることは、母乳が栄養として良い、赤ちゃんが病気になりにくい、おかあさんの産後の回復が早いなどの利点に加えて、母と子の絆(きずな)を強めます。母が子を、子が母を思う気持ちが強まり、社会的な問題となっている虐待や暴力の防止効果が期待されています。
 人間は元来、母乳で、あかちゃんを抱いて育てて、ここまで繁栄してきました。母乳で育つ本能を持っています。とはいっても母乳で育てるために、いくつかのポイントがあるのですが、まず赤ちゃんを産むお母さんが母乳の利点を知り、母乳で育てたいという気持ちを持つことです。また、周りの人が母乳育児の仕組みを理解して支えてあげることが必要です。母乳で育てられている赤ちゃんは消化が良いため、すぐおなかが空いて何回も泣きます。体重もはじめは増えにくいこともあります。かわいい赤ちゃんです。こんな時、みんな心配になるでしょう、それでも母乳だけで育てられることが多いのです。完全母乳でないお母さんも大丈夫です。赤ちゃんを抱いて、肌を触れ合って出来るだけ授乳することが良いのです。
 かわいい赤ちゃんだからこそ母乳で育ててみませんか。

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